そのもっとも有名なものは松倉藩で行なわれた雲仙普賢岳地獄谷での“雲仙責め”といわれる悪名高い棄教の為の拷問で、その方法については言葉を絶するものがあります。
現在その場所には、ここで亡くなったキリシタンの殉教記念碑が建ち、雲仙教会があります。
見せしめの火刑ばかりでは殉教者は増え、かえってその崇高な死がキリシタンの心を鼓舞する結果を招いたともいわれ、結局は棄教の為にその方法は残虐性を増していたと考えられています。
“皆酷い方法で指を切られた。火で赤くした鋏でゆっくり細く肉を挟みとられ、次いで骨をばらばらに切られた。” |
【雲仙普賢岳地獄谷の殉教記念碑】
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